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サンメロウシステム
- 導入者の声 -

インタビュー
長年の経験を持つ山田さんが、
サンメロウシステムに切り替えた理由

 

>1.サンメロウシステムに切り替えてみて
 
>2.かつてのメロン栽培法と比べて
 
>3.これからメロン栽培を始めたい方
 
>4.サンメロウシステムの今後について

 

 

山田社長)農業界代表 サンメロウ株式会社社長
田代さん)経済界代表 株式会社大和コンピューター

 

 

サンメロウシステムに切り替えてみて

 

Q.サンメロウシステムに切り替えて、5年くらいの試行錯誤もあったそうですが、こちらのほうがいいと思いますか?

 

A. 山田社長 : プラス思考で考えているので、良かったと思います。

 

 

Q.もし若いころにサンメロウシステムがあったら、早くに切り替えていたと思いますか?

 

A. 山田社長 : 当然です。

今80~90歳くらいの10年以上栽培経験のある方が、あと20歳若ければきっとやりましたよ。

昔の人たちは苦労したから、ここまでメロン栽培が変化してきたことを知っているからだと思います。

時代の流れを知っているからこそ、現実とのギャップに驚いている。

下手な人はいつまで経っても下手、それが解消されたという事です。

 

 

Q.それはいいことですね。

 

A. 山田社長 : 組合としても、安定した製品が出荷されれば組織として大変ありがたいことだと思います。

 

 

Q.サンメロウシステムのことを聞いて、このシステムに変えてる方は何人かいらっしゃるんですか?

 

A. 山田社長 :  現在はまだ5人程ですが、他の人達も前向きに考えていてくれます。

 

 

Q.石橋を叩いてから渡ろうと。その点社長はチャレンジャーですね。

 

A. 山田社長 : メロン栽培のシステムとしては、全国で他にないと思います。現状維持が良いと思っている方達に受け入れられるには、まだ時間がかかるのではないかと思いますが。

 

 

 

かつてのメロン栽培法と比べて

 

Q.かつてのメロン栽培方法の重労働を10としたら、サンメロウシステムを導入した今はいくつぐらいでしょうか。

 

A. 山田社長 :  3か4ですね。

 

 

Q.余裕が出た分、残りの5とか6はなにをやっていますか?

 

A. 山田社長 : 自分の好きなことですね。僕らはメロンだけじゃなく、稲作もやっておりますから。温室をやってると、だいたい田んぼはやめてしまうんです。大変だから。

 

 

Q.メロン栽培で一家を養っていくのには、いくつのハウスが必要ですか?

 

A. 山田社長 : そうですね、このハウスだと10棟あれば楽にやれます。

 

 

Q.10棟だと仮に夫婦二人でやるとしたら大変ではありませんか?

 

A. 山田社長 : このシステムだと、そんなことはないと思います。

 

 

Q.30年くらい前の、従来の手作業でやっている時代でしたら、どうでしょう?

 

A. 山田社長 : 手作業では難しいですね。5~6棟くらいまでだと思います。

 

 

Q.昔だと夫婦で一生懸命ふぅふぅやって、休みもなくて、なんとか食べていける。やっと子供も大学に行かせることができるかどうか、だったと。

 

A. 山田社長 : そうでした。

 

 

Q.今、サンメロウシステムを使うのであれば、10棟やるといったら?

 

A. 山田社長 :  楽ですね。まず土がいらない。蒸気消毒もいらない。

 

 

Q.昔の土作りは、ユンボみたいなもので?

 

A. 山田社長 : 小型の耕耘機で一通りづつ耕起しなくてはいけない。重さが40kg 50kgある、大変重いものです。

 

 

 

 

これからメロン栽培を始めたい若い方・新規参入の方にむけて

 

Q.メロンをやろうっていう若い人は少ないんですか?

 

A. 山田社長 : 今までのイメージではなかなか人が育たないですが、このシステムなら若者は増えると思います。

 

 

Q.それはなぜだと思いますか?

 

A. 山田社長 :  暇がない、遊びにもいけない、どうにもならない、重労働、それがネックになってるから、農林大学校に行ったって、就職は他にしちゃうわけです。

 

 

Q.今までの人が楽になるというのも一つですが、新しくはじめようとする人でも、このサンメロウシステムならやれますか?

 

A. 山田社長 : やれますね。

 

 

Q.初めての人でも、最初からサンメロウシステムで勉強していけば食べていけますか?

 

A. 山田社長 : 充分大丈夫だと思います。

コンピューターを覚えれば何か新しい道がひらけると思うだけで、仕事にはずみがつくと思います。

袋井市長が見に来て、「あぁ、これなら僕でもできる」と仰いました。それくらい、わかる人なら大丈夫です。

 

ただ、問題は電気が止まった時ですが、今日本で長期の停電など災害時を除けばほとんどありません。今日は発電機もありますし、発電機に切り替えれば解決すると思います。

 

 

Q.これからメロン栽培を始めてみようという若い人・新規の方に、言っておきたいことはありますか?

 

A. 山田社長 :  メロンに関心がないとだめダメです。いいメロンを、消費者が喜ぶ品物を作ろうという心掛けは忘れてはならないものです。

 

 

 

 

サンメロウシステムの今後について

 

Q.パソコンを使う仕事をしていると「農業もいいな…」と思いますね

 

A. 田代さん : うちの社長がそんな考えなので、今ここにいるんです。

A. 山田社長 : 全国的にメロンは急激に減ってしまっている。だからやりがいがあるのです。

A. 田代さん :  みんなやめちゃってるんです。

A. 山田社長 : 重油の値上がりと高齢化。これは避けては通れないものです。

A. 田代さん : ある意味シェアがどんどん減っているので、新規の方が入りやすいとも言えます。

 

 

Q.メロンの売り値金額は落ちたりはしていないんですか?

 

A. 山田社長 : だいぶ落ちましたが最近ちょっと戻りつつあり、安定しています。バブルの時の様にはいきませんが。

 

 

Q.メロンの生育段階によって潅水量などの数値が違ってきますよね。どうされているんですか?

 

A. 田代さん :  段階によって違ってきますね。そこで手動で数値を変えれるようにしてます。日射いくつだったら何ccかけなさいっていうのとか、肥料の濃度をどれくらいにするかとか、そういうのを調整できるようにしています。ドリッパーの数とか日射でかけるかけない、タイマーでかけるかけない、日射が幾つになったら何ccかけます、その時の溶液の倍率はいくらです、手動灌水の場合はどうですっていうのがわかるように。数値を変えられます。

 

A. 山田社長 : メロンの生育状況に合わせ、その時に変えてやっていけるわけです。

 

A. 田代さん :  そこで今は、いろんな農家さんがいて、コンソーシアムでやっているので、どんな感じやればどうなるというノウハウを蓄積中です。

 

 

Q.各農家さん、自分で数値を変更されているんですか?

 

A. 田代さん :  大体、大和コンピューターのメンバーが電話で聞いてやっています。でも若い農家さん、40代、50代の農家さんは自分でやってます。そこで何か工夫してやっているみたいですね。濃度以外でも色々調整している感じがします。良いメロンが出来てきているので。

 

車で言ったらオートマチックなんだけれども、ただ、走り加減のこれぐらい踏んだらどれだけ出るっていうのが微妙にコントロールできますよ。

 

 

Q.オートマの車同士で競争しても、早い人は早いですもんね。

 

A. 田代さん :  そうです。この中でも微妙にちょっと、しきい値を調整することができるので、収穫何日前になったら薄めるとか、それで糖度をあげるとか、そういうテクニックがあります。

 

 

Q.サンメロウシステムを購入すると、標準設定はその金額に含まれているのですか?

 

A. 田代さん :  そうですね。今後月額の保守料・使用料として考えています。

 

 

Q.年配の方だと電話で、数値の変更をお願いする事になりますよね?

 

A. 田代さん :  月々○○円で、という形でお受けします。人一人を雇うお金と比べれば、コストパフォーマンスは高いと思います。

 

 

Q.数値の変更は頻繁に必要なんですか?

 

A. 田代さん :  皆さん、あんまりいじらないですよ。定植して、交配までそのまま、交配してからまたちょびっと変えて、収穫前何日になったら変えて、あとは放っています。ステージが大体決まってきているので。

 

 

Q.この段階ではいくつと、大体決まってきていると。

 

A. 田代さん :  そうそう、それを自分で見て決めてもいいですし、決まってきたら固定で変えてもいいかもしれないですね。スイッチA、Bと押してかえるとかね。そんな風にしてもいいかもしれない。

 

 

Q.下手にいじると失敗するかもしれない?

 

A. 田代さん :  そんなに大きな失敗はしないと思いますけどね、よっぽどの数字を入れない限りは。ちょっと夏場と冬場で違うんじゃないかなという話は、他の農家さんと話していたら出てくるので。夏場は少量多回数じゃなくて、1回の量を増やした方が良いよと言うんですね。夏場と冬場は違うよと。今度定例会の時に話を聞いてみてもいいですけどね。

 

 

Q.そういったノウハウを蓄積し始めて何年くらいですか?

 

A. 田代さん :  8年目ですかね。うまくいきだして3年目になります。

 

 

Q.あと5年くらいたったらゴールデンパターンのようなものができますか?

 

A. 田代さん :  できると思いますね。

 

 

Q.将来がある仕事ですね。

 

A. 田代さん :  そうですね。

 

A. 山田社長 : 企業とかでやることもできますね。木を見る状態がわかりさえすれば、あとは手作業だけですので、それは雇い手でやれるのではないかと思います。

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